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黄金の「好きだから」

22/March/2017/Ryouko Kuwana

私は、小さい頃からバービーが大好きだった。
2体のバービーとバービ―の家があるのが嬉しかった。

 

バービーで年中遊ぶというわけではないけど、見ているだけで幸で。
完璧なスタイル、カッコいいのに可愛いくて。

たぶん、ずっとあこがれていたのだと思う。

 

そして、子供のころのバービーは、
いつの間にかどこかに行ってしまったけれど、
大人になっても、やっぱり欲しくて、
買いました。

ケンも。

 

「好きだから欲しい」という単純な発想ほど、
パワーのあるものはないと思うのです。

 

この思いは、「好きだからやりたい」とおんなじ。

「好きだからやりたい」は、「やりたいからできる」に
本来ならば、自然につながっていくはず。

 はず…?

 

なのに、なかなかそうもいかないのは、
途中で「甘美な今までの生活」が誘惑を仕掛けてくるから(笑)。

 

かなり強力なこの誘惑は、
強引に「やりたいからできる」というライバルを蹴落とそうとするんですね。

「自分と一緒にいるほうが、ずっと幸せだよ。
あなたのため。今までの生活に戻ろうよ」と、

朝から晩まで甘い言葉でささやいてくる。

言い寄られたことありませんか?

 

人間、自分を必要としてくれている相手には弱いもので、
ついつい甘言に乗ってしまうんですね。

 

そして、「甘美な今までの生活」と一緒になって、
「やりたいからできる」とは、縁を切ってしまうわけ。

後ろ髪をちょっと引かれながら。

そして、「甘美な今までの生活」は、それなりに甘美。

けれど、実は最初に引きずった後ろ髪は、ずっと引きずったまま。

でも、後ろ髪なんか引きずっていないと、心の奥に押し込めて、
「甘美な今までの生活」とラブラブのフリをして。

ただ…、

荷物ならバッグに押し込めて鍵をかけることもできるけれど、
気持ちは、心の隙間からどんどん沸き上がってしまう。

心にちょっとずつ重圧が…。

 

私も何度も経験あります…。

 

 

それにしても、「やりたいからできる」を、普通に貫いている人がいるのは、
なぜ?

「今までの甘美な生活」という誘惑を断ち切るというより、
冗談じゃないと塩をかけてさっさと追い払ってしまう、かっこいいタイプ。

 

それができるのはきっと、
「本当の自分の姿」と「今の自分の姿」が全く違うことを知っているから。

本当の未来の自分の姿と今の姿が違いすぎるから、
違和感がありすぎて、
その違和感が居心地悪くて、
この居心地の悪さから脱出することばかり考えているから、
誘惑なんか目にも入らないのね。

 

そういう人は皆、自分のやりたいことを明確に実現している。

 

そして、そういう人のもともとの発想は、「好きだからやりたい」。
とても単純な発想なんですね。

 

「好きだからやりたい」→「やりたいからできると」
シンプルに思えば、
必ずシンプルに動く。

 

それは、とても素敵なことだと。