新宿の小さなスペースで、開催されたお芝居に、
ご招待頂きました。
時空をさまよう人々が、時を超えて様々な体験をし、
その体験が統合されていく物語。

１時間４０分のお芝居の中で、突然光を放った瞬間がありました。

それは、MIDORI　JADEさんというダンサーが、
女神となって登場し、踊り出した場面。

あまりの美しさと優美な動きに、
別世界に誘われたような気がしました。

黒のセクシーなドレスを着て、
りりしさと優しさの漂う表情で、華麗に舞う姿。
一部の隙も無い美しさに、ただ、うっとりとするばかり。

彼女は主役ではありません。
セリフもありません。

それなのに、こんなにも人を魅了する「美」の威力。

「美」は、人を癒してくれるもの。

すごく、すごく大切。

桑名涼子