News & Myself

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Professional of Talk and Communion

主催・司会:京都経営者講演会

29 August 2022

京都にて経営者講演会を開催しました。

途中で挟んだトークショーの今回のテーマは「褒めること・叱ること」です。

褒め方、叱り方で、相手との関係や言動に変化起きるわけで、
だからこそ多くの企業では様々な方法で勉強をされているわけですが、
褒めることに関しては、何百年にもわたって様々な意見があるようです。

たとえば「人を動かす」で有名なアメリカのデールカーネギーは、
「人は皆、重要感を持たれていることを無情の喜びとするわけで、重要感を持たせるためにいちばん効果的なのが褒めること」と言っています。

鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーは、「自分より優秀な人を周りに置く最良の方法が褒めて褒めて褒めぬくことだ」と言っています。

 

逆にオーストラリアの精神科医アルフレッド・アドラーは、「褒めて相手を動かすなんて、相手を操作する行為であり、褒めなければ動かない人間を作るだけだと」言っています。叱ることも同様だと。

 

 

二人の偉人の意見の相違はとても面白くて興味深く、共に納得できるのですが、私自身も「褒めること」を躊躇することがあるわけです。
私には褒められるほどの裁量があるかな?と考えてしまって。
褒められすぎて、なんと返していいか分からないこともあります。

なので、「褒めること」を「感謝の気持ち」や「自分の思い」にアレンジしてはどうかと思うのです。

「すごく優しいね」を、「優しくしてくれて嬉しかった」

「仕事が早いね」を、「こんなにスピーディーに片づけてくれて感激した」

「すごい美人だね」を、「あまりにキレイで見とれてた」

という具合に。

 

これならば、褒めて相手を動かそうとしているわけではなく、アドラーさんも納得してくれるのではなかと思うのですが…。
いかがでしょう~

*右:アルフレッド・アドラー氏 左:デール・カーネギー氏

 

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