チコちゃんに会ってきました。

かなり芯の強そうな魅力的なコ！

思わずグイッと引き寄せられました。

NHK「チコちゃんに叱られる！」は、2018年にスタートしてから一気に脚光を浴び、

流行語大賞にノミネートされたり、紅白にも出場したり、いまだに視聴率も高くって、人気者。

人気の理由は、諸説あって、

〇叱られたい人が大勢いる

〇5歳児の可愛らしさと言葉の表情の憎らしさのギャップ

〇正解を特定せず、視聴者の受け取り方の自由度の幅

〇皮肉ともシンプルで素直ともとれる面白い質問の内容　等々

たしかに中間反抗期である5歳児が目を吊り上げて

「ボーッと生きてんじゃねえよ！」

というとき「微笑ましく怒られる」というフシギな快感がちょっと新鮮だったりするわけです。

そこで私は彼女を前に、「なぜこのコは人気があるんだろう」と改めて考えてみました。

裏がないからかもしれない……。

「分からないから聞く」「はっきり伝える」「カゲで言わずに本人に言う」

こんなにシンプルなことが大人になるとできなくなる場合があって…。

「分からなくても恥ずかしいから聞けない」「はっきり言うとギクシャクしそうだから言わない」「本人に言うよりカゲで言う」

その結果、自分がだんだん苦しくなってしまうわけです。

たとえば意外な人が罪を犯して捕まると「あんなにいい人だったのに」「おとなしくて優しい人だったのに」「怒ったことなんかない人だったのに」とか言うことがあるけれど、自分の思いをはっきり伝えないのは、けっしていい人なんかじゃなくて、本音を伝える勇気がないということ。

はっきり伝える力を持つチコちゃんは逞しい！

逞しいから吸引力があって、これが人気の秘訣だなと改めて思ったわけです。