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Produced by Ryoko Kuwana

トーク&スピーチ

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モテるダンディートーク 2⃣ 「ごめんね」は魔法のことば

トーク・スピーチ


「ごめん」に代わることばはない


「相手に対して悪いことをしちゃったな」

と思うとき、あなたは素直に「ごめん」と言えますか?


友だちやパートナー、同僚や家族に対して、言葉に出して「ごめん」「ごめんなさい」「ごめんね」と言うか言わないか…。

相手によって、内容や状況によって違うとは思いますが、男性が女性に対して言えないという場合は、けっこう多いもの。


「悪かった」
「申し訳ない」
「オレが間違っていた」
「イヤな気分にさせちゃった」
「すまない」
「失礼しました」

それが「ごめん」の代りになっていると思い込んでいる男性も多いようです。


でもそれは…。

甘い!(笑)


確かに、それらもお詫びの言葉ではあるのですが、イヤな思いをさせてしまった女性に、極力「スッキリ」してもらうには、他のどんな言葉よりも「ごめん」「ごめんなさい」が効きます。





男性が「ごめんと」言えない理由

では、なぜ男性は、「ごめん」と言えない人が多いのでしょうか。

考えられる理由としては、

〇自分の非を認めると、自分の立場が低くなるような気がする。

〇はっきり謝ってしまうと、罪が確定し、罰を与えられる気がする。

〇ごめんと言うと、相手との関係に隔たりができるような気がしてしまう。

〇相手に対して借りができてしまう気がする。

〇負けを認めるようで悔しい。

などです。


ですが、すべて勘違いです。

「ごめん」と言ったところで、立場は低くなりません。

罰も与えられません。罰を与えるような女性なら、「ごめん」と言おうが言うまいが最初に罰を与えているでしょう。

相手との間に隔たりもできなければ、借りができるわけでもなく、負けているわけでもありません。

それどころか、女性は、ちゃんと謝れる素直さをいとおしく感じ、自分への敬意と好意を感じ、怒りは静かに消えていきます。


「ごめん」ということばの魔法

「ごめん」ということばだけが、 あやまちを限りなくゼロに近づけてくれる力強いエネルギーを持っているからです。

本当に魔法のことばです。

「ごめん」とことばにすると、自分を苦しめていた自責の念がまず溶けていきます。

「ごめん」は、相手より先に自分自身に伝えていることばです。

「自責の念」を氷だとすると、「ごめん」は、お湯。

氷(自分を責める気持ち)にお湯(「ごめん」という言葉)をかけて、なだらかな流れができれば、その優しい流れはすぐに相手に共鳴します。

自分が楽になるから、相手も楽になるわけです。

「ごめん」ひとつで、自分が楽になり、相手も楽になり、だからそりいい関係が築けるわけです。

電車に乗っているとき、急ブレーキがかけられ、前に居た人がドンとぶつかってきたとします。
その瞬間、ぶつかった人が申し訳なさそうに頭を下げて「ごめんなさいっ!」と言ったら「まっ、いいかな」と感じるのではないでしょうか。

ところが、何も言わずに知らんぷりをされたら、「ヒドイ!痛い!」と感じるかでしょう。たいして痛くなくても。

痛くなくても、痛いと感じてしまうのです。

ことばが痛みや、怒りを軽減してくれることは、誰もが経験していること。

中でも「ごめん」「ごめんなさい」「ごめんね」は、飛び切りの威力があります。

だからと言って、連発するのはどうかと思いますが、本当に悪いと思ったときは、「ごめん」とぜひ声に出してみて下さいね。


何度「悪かった」と言っても、

許してくれなかった女性が、静かに変容しますから。きっと。




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