COLUMN

Produced by Ryoko Kuwana

トーク&スピーチ

Professional of Talk and Communion

「相手の話がつまらない…」と思ったときの話題チェンジ術

トーク・スピーチ


■ 話題チェンジのキーワードは「うなづき」と「間」

誰かと会話をしているとき、

相手が急にカリカリし出したり、

かみ合わない会話が延々と続いたり、

何度も何度も同じ話を聞かされたり…。


「あーあ」と思うことありますよね。

そんな話を聞いていると、表情もだんだん暗くなって、

「早く帰りたい、でも、今帰るわけにはいかないし…」

そう思っている自分もイヤで…。

でも、この話は終わりそうもないし…。


そんな状況に遭遇したとき、
簡単に相手の話題をチェンジできる方法をお伝えしましょう。


話題チェンジのコツは、

『あいづちをストップする』ことと、

『一瞬の間を見逃さない』ことです。



人はあいづちやうなづきがないと急に不安になる


なぜ人は、話をするかと言うと、

相手が聞いてくれるからです。


聞いてくれていることの証明が、

あいづちやうなずきです。



あいづちとうなずきがあって、

自分の話を聞いてくれているということを確認するからこそ、

もっと話そうと思うわけです。


目の前の相手が、お地蔵さんのように無表情で固まっていたら、

話を聞いてくれている証明が得られず、

話したくなくなってしまいます。



私の知り合いで、あいづちやうなずきがなくても話し続けられる人がいますが、

それでも5分を超えたあたりから、

同意を求めるようになります。

「ねえ、そう思わない?」というふうに。


多くの人は、30秒間でも相手の返答や、

あいづち、うなずきがないと不安になって、

しゃべるのをやめてしまいます。


ですから、「困った会話」に遭遇したときは、

まず、あいづちとうなずきをやめることです。


ですが、口角だけは上げておきます。

これが私の推奨する美人トーク・ダンディートークです。


「あーあ、また始まった」とつまらなそうにふてくされることは誰でもできます。

ですが、優しく口角を上げ、決して冷ややかではなく、

相手を温かく見守りながら、

心の余裕を持ってあいづちとうなずきをストップします。


「間」を見逃さない!

うなずきをやめると、

相手は、自分の話を聞いているのか、

いないのか、つまらないのか、楽しいのか、

分からなくなって戸惑い、必ず話に「間」ができます。


この「間」を見逃さず、すぐに他の話題を挿入します。

「あっ、そう言えば、部長が前に美味しいと言っていた定食屋さん、

何ていうお店でしたっけ?」という具合に。

これは、相手がよく知っていること、得意に思っていること、又は気分が明るくなるようなポジティブな話題がいいです。

ほとんどこの間に、ポジティブな話題を突発的に挿入することで、転換できます。

突然、自分の価値を感じられるような会話を振られると、一気に意識がそこに向かってしまうからです。

人は、相手にダメージを与えるようなネガティブな話を続けていると、

話している本人も次第に嫌な気持ちになっていくもの。


ですから、「困った会話」「拉致のあかない会話」に遭遇したとき、

話題チェンジさせてあげることは、

相手に対しての優しさでもあります。



うなずきのストップで間を作り、

違う話題を挿入する。

お試しくださいね!


早速今日の飲み会で?


◇「美人トーク」「ダンディートーク」は商標登録出願中です。

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