COLUMN

Produced by Ryoko Kuwana

トーク&スピーチ

Professional of Talk and Communion

手放しちゃえば気楽になる

コミュニケーション

[su_note note_color=”#df0913″ text_color=”#f9eeee” radius=”4″]まずは手放すことから始まる[/su_note]

なかなか手放せないものって、どのくらいありますか?

着なくなった洋服、

クローゼットの暗闇の中にある10年前に貰った誕生日プレゼント、

昔の彼女とのめくるめく思い出、

どうでもいいことを悩み続ける習慣、

髪の毛を指でグルグル丸めるクセ、

スプリングが伸び切った30年前のソファ、

全く使わないパソコンの中のデータ、

データ量いっぱいいっぱいのスマホの中の写真、

などなど。

私たちは、意外にいろんなものを握りしめて、手放さないクセがあります。

でも、もしあなたが今こんなことを考えているとしたら、不必要なものを手放すことは必須です。

これから新しく始めたいことがある

ここで本当にやりたいことに向かいたい

今までの自分から卒業したい

自分のテーマを克服したい

新しい人脈を獲得したい

お金の流れを変えたい

シェイプアップしたい

もっと運気を上げたい

どうして手放すことがそんなに重要なのか、なぜ手放せば運気が動くのかをお話しますね。

[su_note note_color=”#df0913″ text_color=”#f9eeee” radius=”4″]バナナを手放せなかった猿[/su_note]

木の枝から枝へ飛びまわる猿の行動や思考をたとえて「モンキーマインド」という言葉があります。

モンキーマインドの一つのエピソードをご紹介しますね。

猿はバナナが好きです。

クマという名の猿もまたバナナが大好きでした。

 えっ!?    猿の名前がクマ!?   設定が分かりにくいね。

 気にしない!!

はい。すみません

クマは、瓶の中にあったバナナを見つけ、瓶に手を突っ込んでバナナを取ろうとしました。

ところが、瓶の口が小さすぎて手は入るのですが、バナナを掴むと手を出すことができません。

でも、どうしても食べたくてクマはバナナが離せません。

つかんだまま食べられないのに、どうしても離したくないんです。

そのうち日も暮れてきました。

クマはお腹が空いて倒れそうでした。

でも、お腹が空いているからこそ手を離せないんです。

もしこの食料を逃してしまったら、死んでしまうかもしれないのですから。

ところが、夜になって、クマの体はだんだん弱ってきました。

弱ってきても、絶対バナナを離さないと心に誓いました。

ところが、それから数時間後、クマは急に体力がなくなり、とうとう息が途絶えてしまったのです。

涙………。(The end)

もしも、夜になる前にバナナを手放して、他の場所に探しに行けば、瓶に入っていないバナナが見つかったかもしれないのに。

もっと新鮮なバナナを手にできたかもしれないのに。

でも、手放さなかったばっかりに、息が途絶えたのです。

[su_note note_color=”#df0913″ text_color=”#f9eeee” radius=”4″]彼氏とのクリスマス・イヴが手放せなかった増田さん[/su_note]

もう一つ例を挙げましょう。

私のスピーチの生徒さんだった、増田トメ子さん(仮名)の話です。

増田さんは彼氏と付き合って3年が経っていました。

 あ、あのー、すみません。増田さんって、中高年の人?

  26歳。

 若いんだ。だったらユイちゃんとか、もっと若い仮名にすればいいのに。

 いいの! クリスマスの話だから。

 あー、クリス増田~~!!

3年付き合っている増田さんの彼氏は、増田さんと結婚したいと思っていました。

でも、増田さんは実は彼に飽きていたのです。

そろそろ潮時かなと思ったのが、9カ月前。

ずっと長い間言い出せずにいました。

間もなく迎えるクリスマスまでこうして無理にでも付き合ってきたのは、クリスマス・イヴをひとりで過ごしたくなかったからです。

ですが、彼と会っても、話していても、一緒に食事をしていても、ちっとも楽しくありません。

クリスマスまでは一応、恋人でいよう。

そう思いながら、いつも彼氏と話すときは上の空。

「他に好きな人ができないかな」「誰か素敵な人が私を連れ去ってくれないかな」頭の中はそんな妄想ばかり。

そう思いながらのデートは、苦痛以外の何ものでもありませんでした。

「疲れた」増田さんは彼と会った後、家に帰っていつもつぶやいていました。

それでも、絶対にクリスマス・イヴを一人で過ごすなど、考えられなかったのです。

増田さんにとって、「ひとりきりのイヴは人生で一番みじめ」だと決めつけていたのです。

ですが、好きでもない人との表面的な交流は、想像以上のストレスとなっていたのでしょう。

イヴ当日は……。

胃けいれんを起こし、人と話すこともできないほど。

結局、クリスマス・イヴは家でひとりでベッドでのたうち回っていたのです。

ひとりぼっちの、

そして激痛が走る、

クリスマス・イヴだったそうです。

涙………。(The end)

その後、年末に彼女は彼氏に本音を伝え、別れることにしました。

彼氏は1年後に別の女性と結婚しました。

彼氏への思いがまったくないのに、ひとりのイヴがいやだからなどという理由で彼氏との付き合いを続けていたことを、増田さんは反省していました。

彼に対して本当に失礼だったと。

もしも増田さんがもっと早く思いを伝え別れていたら、増田さんにも新しい素敵な彼氏ができたかもしれません。

そして、その人とクリスマス・イヴを過ごせたかもしれません。

彼だって、もっと早く彼女とめぐり会うことができたかもしれません。

でも、思い込みにしばられていたがために、一人ぼっちの激痛が走るイヴとなってしまったのです。

[su_note note_color=”#df0913″ text_color=”#f9eeee” radius=”4″]気分のいいビッグマインドを手にする方法[/su_note]

仕事でも、プライベートでも、物でも、お金でも、クセでも、人間関係でも、とにかく私たちは手放すことが苦手です。

人間は、体の状態を一定に保とうとするホメオスタシスが働きますから、パターン化されたことを手放しにくいのは皆同じです。

でも、進化の速い人は、「きっぱりと手放す」ことをきちんとやっています。

息を吐かなければ、新鮮な空気は吸えませんし、排せつしなければ美味しい食事が食べられません。

何でもそうです。

《お金》を手放せば、お金が入りやすくなります。

《パソコンの中のファイル》は、必要ないものを削除すれば、必要なデータが見つけやすくなります。

《やりたくない仕事》に早く見切りを付ければ、本当にやりたい仕事につくことができます。

《表面的な人間関係》を手放せば、エキサイティングな縁と出会える可能性が高くなります。

《不安》を手放せば、やりたいことが見えてきます。

《着ない服》を手放せば、欲しかった服がクローゼットに並べられます。

とにかく、手放すことが先決です。

手放せば、回り始めます。

手放せば、運気が上がります。

手放すからこそ、本当に欲しいものが手に入ります。

手放す効果は本当に絶大です。

これが、モンキーマインドの反対、ビッグマインドです。

さあ、ビッグマインドを手にするためにまずはクローゼットの中のいらないものから手放してみませんか?

まとめ▼

不必要なのに、握りしめているものを思い切って手放してみると、新しい風が吹き始める。

パターン化された日常を変えたいとき、「手放すこと」は、とても大事。

詳しくは講演:魅力拡大プロジェクトの中でお話します。

また、「手放す」ということについては、エニアグラムにおける「自己の囚われ」を知るととても分かりやすくなります。
手放せば手放すほど、健全性が上がります。

こちらは、講演:「自分を知るためのエニアグラム」の中でお話致します。

魅力拡大プロジェクト   

~生きのいい自分が動き出す画期的新習慣~

【効果】
「型」を本来の「自分自身」に戻し、ナチュラルな状態で自分らしく気分よく日々を送るための習慣を身につけます。
【内容】
〇現象は連鎖する・すべてのことは連鎖する
〇モンキーマインドからビックマインドに
〇自分自身の魅力を知る
〇他者のイメージ力をも活用するイメトレ法
〇自分を好きになるための二つのポイント
〇状況を好転させる言葉 等

講演ページ

ときどき出てくる登場人物

メンタル心理カウンセラー ティーちゃん   <切れ者>

  おしゃべりな鳥  ツボ太 聞きたがり> 

《筆者》 桑名涼子 <司会者/トーク診断士/タレント>
テレビ、ラジオ、イベント、ディスカッションなどでの司会と共にトーク診断士として、全国での講演や、様々なメディアでのコメンテーター、雑誌新聞などでアドバイスやメンタル診断の監修を務める。
長年に渡り「しゃべりと人間の本質との関係」を探求し、人の”しゃべり”(しゃべり方・しゃべる内容・声)を8つのタイプに分けて、「自分自身の魅力と出会う人の本当の魅力」を引きだすためのコミュニケーション・ツール「しゃべリング8」を考案。
スピーチ・ブランディングに活用するほか、メディアで発表している。
また、メンタル心理カウンセラーとしても活動し、執筆しt「RKカード」は、口コミで広がり全国に数万人のユーザーがいる。
座右の銘
「面白い人でいたいから、面白いことをやっていたいと思う」
2019年元日発売書籍

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