COLUMN

Produced by Ryoko Kuwana

トーク&スピーチ

Professional of Talk and Communion

モテるダンディートーク 3⃣あがらずに好きな人と話すシンプルな魔法

トーク・スピーチ

■ 好きだからこそ話せない

好きだから話がしたい。
でも、話せない。

憧れているから近づきたい。
でも、近づけない。

みんなと一緒なら和気あいあいとできるのに、
二人になったら…、
たぶん、笑えない。

緊張しすぎて…。

「好き」という気持ちが大きいほど、相手への期待度が大きいほど、相手に近づけなくなってしまうことって、ありますよね。

距離を縮めようとして、もし究極の緊張状態に陥ったら、相手に嫌われてしまうかもしれない。そしたら、傷ついて立ち直れない。そう思うからこそ、近づけないわけです。


でも、だからと言って、いつまで経っても距離を縮められず悶々とするのもつらいもの。
何もしないのでは、恋愛に発展するはずもありません。

とにかく第一歩は、好きな人と「会話をする」こと。
二人きりでも、あがらずに、自分らしく話をすることさえできれば、第一関門はクリアです。




■緊張するのは正常に自律神経が働いているということ

どんな状況で、どんなふうに緊張してしまうかは、人それぞれです。

相手と目が合っただけで、心臓が高鳴ったり、
相手の「美しさ」を改めて感じた瞬間、赤面してしまったり、
自分の服に小さなシミが付いていたことに気づいた瞬間、冷や汗が流れたり、
思わず声が裏返って、自己嫌悪に陥ってしまったり。

相手との会話で緊張する場面は、人によって様々ですし、
状況によっても変わってきます。

私は、スピーチを指導の中で、人前で緊張を解く方法を、いろいろとお伝えしていますが、はじめはまったく緊張していないのに、突然、途中で何のきっかけもなく、極端に緊張して平常心に戻せない方もいます。

このような方は、「必ず平常心に戻せる」という経験と自信がないのです。
場数を踏んで、経験を重ねれば、急に緊張しても落ち着いて戻すことできます。

ですが、好きな人を目の前にしたり、大勢を前にしたり、重要な場面で緊張するのは、フシギなことではありません。

緊張は当然のことです。
むしろ正常に自律神経が働いているという証明でもあるわけです。



人は「特別な場面」だと感じると、意識が自分自身に向かい、自意識が高まってしまいます。


自意識が高まれば、「この人は自分をどう見ているんだろう、どう思われているんだろう」と、相手の目ばかりを気にしてしまい、自分が「相手を見る」ことができなくなってしまいます。

人は「見る側」から「見られる側」に意識がシフトしたとき、一気に緊張してしまうんですね。


いつでもどこでも誰でもできるあがりストップ方法

そこで、今回は誰でも、いつでもすぐにできる一番シンプルな緊張を食い止める方法をお伝えしましょう。

とてもシンプルです。


片手にコインを持って握りしめる。

ただそれだけです。
「それだけで本当に効果があるの?」
と思うかもしれませんが、確実にあります。

自分に向かう意識を、コインを握った手にシフトするのです。

意識が自分から手に向かうと、自意識は自然に収まります。
「考えていること」よりも、「手の中のコイン」に意識が向くからです。

また、よく「舞い上がる」と言いますが、緊張すると舞い上がって意識が頭に上がってしまい、頭熱足寒の状態になってしまいます。

頭に上がった熱を下半身に降ろさなければ、緊張はおさまりません。


そのためにも、コインを握った手を、膝の上などにおいて意識をコインに向けておけば、舞い上がった意識が、膝の上の手に向かい、下がっていきます。

とてもシンプルで、一番効果のある方法です。

ぜひ、試してみて下さいね。





◇「美人トーク」「ダンディートーク」は商標登録出願中です。

 |