桑名涼子|MC司会|講演|

平野レミさんはスピーチの天才⁉

プレゼン・スピーチ

料理愛好家 平野レミさんの話に引き込まれるわけ

料理愛好家として活躍する平野レミさん。

明るいキャラクターが人気ですね。

ここでちょっと、レミさんのしゃべり方を思い出してみて頂けますか?

…………。

早口で、

落ち着きがなく、

話がアチコチに飛び、

滑舌はゆるめ、

言葉のセレクトがときどき意味不明……。

だったりするわけです(笑)。

それなのに、ドカンと大きな存在感があり、話に引き込まれてしまいます。

講演の依頼も引っ張りだこのようです。

なぜでしょう?

「それはね、レミちゃんが可愛いから」

と、本人なら言うかもしれません。

もしかするとそうかもしれません。

でも、少しだけ違います(笑)。

平野さんのしゃべりに吸引力があるのは、

思っていることと(心)、話していることと(口)、動作や表情(行)」の3つが合致しているからです。

人は、心、口、行の3つが一致すると、本来の力がでて、聞く人も自分自身も心地よくなります。

 

これは、大好きな親しい人と会って、会話が弾み、楽しい気分になっているときと同じです。

親しい人と話しているときは、「相手からどう見られているか」「相手と比べて自分はどうか」などとは考えませんよね。

気を許しているからです。

相手に対する不安がないため、「話していること」に集中できるわけです。

人は何かに集中すれば快気分に包まれますから、人が自分を見ると「あぁ、なんか楽しそうでいい感じ」と思うわけです。

この「いい感じの雰囲気」は、目の前にいる人に即座に転写します。

転写すれば、当然、聴いている人も「いい雰囲気」になり、心地よさに包まれるわけです。

これが平野レミさんが好感を持たれる大きな理由です。

話がアチコチに飛んでも、「楽しそうに話している、いい感じ」の雰囲気が聞いている人に転写するから好感を持たれるということです。

私は、人のしゃべりを8つに分けて、性格を分析し、相性を育てる「しゃべリング8」を考案し、企業の人事や、交友関係、恋愛のコンサルに役立てていますが、平野レミさんは、しゃべリング8で言うと、「開放タイプ」(別名:躍動の神)です。

「開放タイプ」の特徴は、

伸び伸びとチャーミングに話し、豊富な話題で、周囲を楽しませ、笑いの場を提供してくれる。人々の心をオープンにしてくれる。

気持ち良く楽しそうな表情で話し、チャーミング。
繕うことなく思ったままを口にするため裏表がなく、正直。
話題も豊富で、人を飽きさせない。
躍動感があり、表現力が豊か。
あいづちも多彩で、相手を自然と楽しい気分にさせてくれる。

【弱点が強く出ると=散漫】
あちこちに話が飛び、結局何を伝えたいのかよく分からず、話にまとまりがなくなる。話題もよく変わる。
言葉の数が多いため、本筋が見えにくい。自分の頭の中では、分かっていることなので、聞いている人も分かるだろうと思い込む一本調子なところがある。

 

ご自身のしゃべリングタイプが気になる方はこちらから♪

ジャーナリスト 池上彰さんの話に安心感があるわけ

次は、ジャーナリストである池上彰さんのしゃべり方を思い出してみて下さい。

分かりやすく、滑舌もよく、心地よいトーンで人の心をとらえます。

池上さんもやはり「思っていることと(心)、話していることと(口)、動作や表情(行)」の3つが合致しているため、ぎこちなさや無理がありません。

静かでパワフルな雰囲気があります。

さらに池上さんの場合は、話の内容を事前に探求し、ご自身が話す内容を完璧に把握して話していますので池上さんご自身が「自分の話に安心」しています。

心・口・行の一致した静かな力強さと、ご自身が自分の話に抱いてる安心感。

これもまた即座に話を聞いている人に転写され、聴衆は心地よさと共に安心感に包まれます。

こうして平野レミさんと、池上彰さんは対照的に見えますが、

共に「思っていることと(心)、話していること(口)、動作や表情(行)が合致し、肩の力がすんなり抜けているため、話に引き込まれていくわけです。

池上彰さんは「しゃべリング8」の「理知タイプ」(別名:達観の預言者)です。

人の才能や可能性を見抜き、的確な方向性を提案することにより、個々の潜在能力を引き出す。

意見がしっかりしていて、言葉のセレクトが上手く、話の内容が伝わりやすい。
相手によって態度を変えることなく、年齢、職業などに囚われず会話を進められる。また、聞き上手であるため好感を持たれる。

【弱点が強く出ると=高慢】
しゃべりにあまり抑揚がなく、表情の変化も乏しいため、感情が読み取りにくいことがある。上から目線と受け取る人もいるが、本人に悪気はない。
人と足並みを揃えるのが苦手。
相手によって自分の心の動きを頑なに読み取られまいとすることがある。

平野レミさんと、池上彰さんは、まったく違うタイプなのに、しゃべりの根本は同じだということです。

まとめてみましょう。

思っていること、言っていること、動作や表情が一致している

好感が持てる。素直で正直な人だと感じる。パワフルな人だなと感じる。

相手にもその「いい感じ」が転写する

相手も、素直で正直な気分なり、パワフルになる。

ということです。

これこそが、「魅力あふれるスピーチ」の正体です。

 

言っていることと、思っていることと、表情や動作にズレがないということは、「自分に正直」ということでもあります。

正直であることは人の心を動かします。

逆に言えば、多くの人は「ウソっぽい人」が苦手です。

口では褒めてくれるが、嘘っぽい。笑っているけど、裏がありそう。

イヤな感じがする。弱弱しさを感じる。

相手にもイヤな感じ、弱弱しい感じが転写する。

相手もイヤな気分になり、弱弱しくなってしまう。

ということです。

口ではうまいことを言っていても、心は裏腹だったり、蔓延の笑みを浮かべていても、心は損得だったり。

そんな人間の裏を、多くの人は見抜く本能を持っています。

そして、心・口・動がバラバラな人のエネルギーは大変弱いため、魅力を感じられません。

ですからぜひ、肩の力を抜いて、自分らしくスピーチをしてみて下さいね。

次回は、なぜ人前だと心・口・動がバラバラになってしまうのか、についてお話します。

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ときどき出てくる登場人物

メンタル心理カウンセラー ティーちゃん   <切れ者>

  おしゃべりな鳥  ツボ太 聞きたがり> 

《筆者》 桑名涼子 <司会者/トーク診断士/タレント>
テレビ、ラジオ、イベント、ディスカッションなどでの司会と共にトーク診断士として、全国での講演や、様々なメディアでのコメンテーター、雑誌新聞などでアドバイスやメンタル診断の監修を務める。
長年に渡り「しゃべりと人間の本質との関係」を探求し、人の”しゃべり”(しゃべり方・しゃべる内容・声)を8つのタイプに分けて、「自分自身の魅力と出会う人の本当の魅力」を引きだすためのコミュニケーション・ツール「しゃべリング8」を考案。
スピーチ・ブランディングに活用するほか、メディアで発表している。
また、メンタル心理カウンセラーとしても活動し、執筆した「RKカード」は、口コミで広がり全国に数万人のユーザーがいる。
座右の銘
「面白い人でいたいから、面白いことをやっていたいと思う」
2019年元日発売書籍

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