桑名涼子|MC司会|講演|

魅力あふれるスピーチの真髄 ~平野レミさんと池上彰さんに学ぶ~

プレゼン・スピーチ・司会

 

料理愛好家 平野レミさんの話に引き込まれるわけ

 

 

料理愛好家として活躍する平野レミさん。

明るいキャラクターが人気ですね。

 

 

ここでちょっと、レミさんのしゃべり方を思い出してみて頂けますか?

…………。

 

 

早口で、

落ち着きがなく、

話がアチコチに飛び、

滑舌はゆるめ、

言葉のセレクトがときどき意味不明……。

 

だったりするわけです(笑)。

 

 

 

それなのに、ドカンと大きな存在感があり、話に引き込まれてしまいます。

講演の依頼も引っ張りだこのようです。

 

 

なぜでしょう?

 

「それはね、レミちゃんが可愛いから」

と、本人なら言うかもしれません。

 

もしかするとそうかもしれません。

 

でも、違います(笑)。

 

平野さんのしゃべりに吸引力があるのは、

「思っていることと(心)、話していることと(口)、動作や表情(行)」の3つが合致しているからです。

 

人は、心、口、行の3つが一致すると、本来の力がでて、聞く人も自分自身も心地よくなります。

 

これは、大好きな親しい人と会って、会話が弾み、楽しい気分になっているときと同じです。

「人からどう見られているか」「人と比べて自分はどうか」などと考えず、「自意識」から離れているため、「話していること」に集中しています。

人は何かに集中すれば快気分に包まれますから、誰が見ても「いい感じ」に映るわけです。

 

この「快気分」と「いい感じ」は、話を聴いている人に即座に転写します。

ですから当然、聴いている人の心も満ちてくるという仕組みです。

 

 

ジャーナリスト 池上彰さんの話に安心感があるわけ

次は、ジャーナリストである池上彰さんのしゃべり方を思い出してみて下さい。

分かりやすく、滑舌もよく、心地よいトーンで人の心をとらえます。

 

池上さんもやはり「思っていることと(心)、話していることと(口)、動作や表情(行)」の3つが合致しているため、ぎこちなさや無理がありません。

静かでパワフルな雰囲気があります。

 

さらに池上さんの場合は、話の内容を事前に探求し、ご自身が話す内容を完璧に把握して話していますので、池上さんご自身が「自分の話に安心」しています。

 

心・口・行の一致した静かな力強さと、ご自身が自分の話に抱いてる安心感。

これもまた即座に話を聞いている人に転写され、聴衆は心地よさと共に安心感に包まれます。

 

 

こうして平野レミさんと、池上彰さんは対照的に見えますが、共に「思っていることと(心)、話していること(口)、動作や表情(行)が合致し、肩の力がすんなり抜けているため、話に引き込まれていくわけです。

 

 

思っていること、言っていること、動作や表情が一致している

好感が持てる。素直で正直な人だと感じる。パワフルな人だなと感じる。

相手にもその「いい感じ」が転写する

相手も、素直で正直な気分なり、パワフルになる。

 

 

ということです。

 

これこそが、「魅力あふれるスピーチ」の正体です。

 

言っていることと、思っていることと、表情や動作にズレがないということは、「自分に正直」ということでもあります。

 

正直であることは人の心を動かします。

逆に言えば、多くの人は「ウソっぽい人」が苦手です。

 

口では褒めてくれるが、嘘っぽい。笑っているけど、裏がありそう。

イヤな感じがする。弱弱しさを感じる。

相手にもイヤな感じ、弱弱しい感じが転写する。

相手もイヤな気分になり、弱弱しくなってしまう。

 

 

ということです。

口ではうまいことを言っていても、心は裏腹だったり、蔓延の笑みを浮かべていても、心は損得だったり。

そんな人間の裏を、多くの人は見抜く本能を持っています。

そして、心・口・動がバラバラな人のエネルギーは大変弱いため、魅力を感じられません。

 

ただ、普段は、言っていることと、思っていることと、表情や動作が一致していても、人前に立ってマイクを持ったりすると、急に3つがバラバラになってしまうことってありますよね。

 

 

 

 

なぜ人前だと心・口・動がバラバラになってしまうのか!?

 

なぜ、家族や親しい友達の前だと、思ったことを、思った通り、思ったまんまの表情で話すことができるのに、大勢の人の前に立ってスピーチをしたり、プレゼンをしようと思うと、それができなくなってしまうのでしょうか。

 

その原因は、自意識です。

 

人前に立ったとたん、自分が他者からどう見られているかという意識が大きくなり、「良く見せたい」という気持ちが膨らんで、「上手くやらなきゃ」と思えば思うほど、思っていることと、話していることと動作や表情にギャップが生まれ、ぎこちなくなってしまうわけです。

 

ですが自意識は誰もが持つ、正常な意識です。

誰でも自分に一番興味があり、自分の見え方が気になるため、他者を意識してしまうのは当然なことです。

 

ただ自意識が過剰になってしまうと、精神的にブレやすくなり、本来の自分らしさを出すことができません。

 

「過剰」か「過剰でないか」が問題です。

 

自意識過剰になってしまう大きな原因は、「真の自分を隠そう」という気持ちにあります。

 

格好悪いところを見られたくない、恥ずかしい思いをしたくない、ヘンなクセを知られたくない、だから真の自分を必死に隠そうとします。

 

ですが、

いくら自分を隠そうとしても、

実は、

そこには、

大きな真実が眠っています。

 

 

それは、

 

どんなに自分を隠そうとしても、ほとんどの場合、相手は自分の本質にすでに気が付いている。

 

ということです。

 

自分が弱点だと思うことを人はすでに感じ取っているのです。

かなりの確率で。

 

それなのに無理やり自分を隠そうとするのは、頭を出したまま穴に隠れているのと同じです。

 

私も、ダメな自分をどうにか隠して、必要以上に良く見せようと思うこともがありました。

 

極度の緊張から、そんなつもりはないのに、必死に繕ってしまったこともあります。

 

でも、無駄な抵抗なんです。

 

そのうえ、すごく疲れるんです。

 

隠してもバレてる。

隠せば隠すほど疲れる。

 

ということを身をもって納得できれば、「つくろう」ことの無意味さを実感できるのではないでしょうか。

 

「表情やしゃべり方などを‘コーディネート’して、自分をブランディングしていくこと」と、「本当の自分を隠すために’つくろうこと’」は、まったく別のことです。

その違いは、

’ブランディング’は進化のための前向きな行為ですが、

’つくろうこと’は弱弱しく自分の魅力を削ぐ行為だからです。

 

どんなにつくろっても、見抜かれている。

つくろえばつくろうほど、疲れる

 

この事実を完全に頭に叩き込んで、少しずつつくろうことを手放してみませんか。

 

気分がよくなり、次第に自信が湧いてきます。

必ず!

 

これは、プレゼンやスピーチに限らず、普通の会話でも同じです。

 

出来る限りいつも思ったことを(心)、思ったままに言葉にし(口)、思ったまま気持ちよく表情や身振り手振り(行)をつけて、話すことをやってみる。

これは、本来の魅力あふれる自分と出会う第一歩です。

ぜひ、試してみて下さいね。

 

 

 

まとめ▼

〇 「思っていることと(心)、話していることと(口)、動作や表情(行)」の3つが合致すると心地よくなり、聞いている人も快気分に包まれる。

〇 自意識が過剰になってしまうのは、自分をの本性を隠そうとするから。でも、ほとんどの人が本性を見抜いている。

〇 魅力あふれるスピーチの正体とは、思っていることと、話していることと、動作や表情を一致させることが原則。

 

詳しくは、講演「成果を上げるプレゼンテーションとスピーチ ~あがらず1万人の前でも堂々と話す~」と、個別レッスンでお話します。

 

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ときどき出てくる登場人物

メンタル心理カウンセラー ティーちゃん   <切れ者>

  おしゃべりな鳥  ツボ太 聞きたがり> 

 

《筆者》 桑名涼子 <MC/コミュニケーション・クリエイター>
テレビ、ラジオ、イベント、ディスカッションなどでの『司会』と、「対人コミュニケーションのベースは自分自身との調和にあり」というコンセプトで『コミュニケーション・クリエイター』として活動。全国での講演や、様々なメディアでのコメンテーター、雑誌新聞などでアドバイスやメンタル診断の監修を務める。
また、ナレーション、執筆などすべて『言葉』に関わることが活動の主軸。
メンタル心理カウンセラーとしても活動し、執筆した「RKカード」は口コミで広がり全国に数万人のユーザーがいる。
モットーは「楽しく」。

 

 

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